ダイエットや痩身エステに興味がある方なら、「キャビテーション」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
最近はだいぶエステでメジャーな施術になってきました。
キャビテーションって何?痛くないの?そもそもどんな仕組み?
それでは、キャビテーションについて、仕組みを徹底解説していくよ!
キャビテーションとは?
キャビテーション(cavitation)とは、圧力の差によって、液体の中に気泡が発生する物理現象のことです。空洞現象ともいわれます。
痩身エステにおけるキャビテーションとは、脂肪に超音波を当てることで、体内の水分から気泡を発生させ、その発生した泡が弾ける際の衝撃圧力によって脂肪細胞膜を破壊し、脂肪細胞そのものを減少させる施術です。
破壊された脂肪細胞は、血中に溶け出しリンパ管や血管を通じて、体外へ排出されやすい状態になります。
キャビテーションのメリット
キャビテーションにはいろいろなメリットがあります。
部分痩せがしやすい・セルライトにも効果あり
一般的なダイエットでは、身体は全体的に痩せていきます。
筋トレやストレッチをしても、なかなかピンポイントに細くできません。
しかし、キャビテーションは痩せたい部分に集中して当てることができるため、気になる部分の脂肪を落としていくことができます。
キャビテーションならセルフダイエットでは難しい二の腕・ウエスト・背中・ヒップ・脚(セルライト)といった部分痩せが可能です!
お尻や太ももなどでボコボコに固くなってしまったセルライトも、何回かキャビテーションを当てることで柔らかくなり、肌表面の凹凸を整える効果も期待されているのです。
また、なかなか筋トレで効果が出にくい二の腕などに、追い打ちでキャビテーションを使うのも効果的です!
むくみが取れやすい
キャビテーションにはむくみが取れやすくなるという効果もあります。
例えば太ももからお尻にかけてセルライトを取り除くと、リンパの流れが良くなり、脚のむくみ対策になります。
さらにマッサージを行うことで血行を促進し、新陳代謝も上がるので、冷えやむくみも解消し、スッキリした下半身を目指せます。
短期間で痩せやすい
キャビテーションは脂肪細胞を破壊し、マッサージによって脂肪を体の外へと排出しやすくします。
脂肪細胞そのものを減らしていくため、身体のラインが変わりやすく、短期集中で成果が目に見えやすいです。
早い人ならまずむくみなどが取れて、一回目から効果を感じることができます。
結婚式までに、夏までに、など急いで痩せたいという人に向いています。
リバウンドしにくい
キャビテーションは体内にある脂肪自体を減少させ、サイズダウンを促します。
一度壊れた脂肪細胞は再生しないためリバウンドしにくいと言われています。
体内の脂肪細胞の数は10代の頃に決まり、その後は増えたり減ったりすることはありません。
ダイエットでは脂肪細胞のサイズは小さくなりますが、脂肪細胞のサイズが戻ることでリバウンドします。
しかし、キャビテーションは運動や食事制限などのダイエットでは減らせない脂肪細胞を破壊し、数そのものを減らすことができます。
ですから、これまで何度もリバウンドを経験してきたという方にもおすすめです。
キャビテーションのデメリット・注意点
本気で痩せたい人にはとても魅力的なキャビテーションですが、施術を受ける際に気をつけないといけない点もあります。
初めての施術はプロに頼ることがおすすめ
キャビテーションで効果を出すには、セルフで行う前にまずはプロの施術を体験してみるのが一番です。
キャビテーションは人によって骨伝導音が気になったり、溶けた脂肪細胞を分解するのに肝臓に負担がかかったりと体質的に合わない人もいます。
実際に痩身エステサロンでキャビテーション施術を受ける際は、事前のカウンセリングでしっかりエステティシャンと話し合ってください。
また、エステサロンに行くことで、「施術はこれで合っているのかな?」「このようにマッサージすると効果的なのか」といった勉強になります。
施術を受けながら説明を受けられるので、しっかり覚えて帰りましょう!
特に、ここで挙げるデメリットは、「キャビテーションはこういうものなんだ」と経験をしていないと、自分の身体にセルフで施術をする際に不安になる可能性があります。そのため、事前にエステサロンで体験しておけば安心です。
ちなみに、エステに行くのが初めての方は、自宅近くで評判の良さそうなお店で、「お試しプラン!キャビテーション+マッサージ○分」のような表示の施術を予約するのがおすすめです。
施術後に、コース契約やケア商品の購入を迫られるお店も中にはあるので、口コミに注意して探しましょう。
骨伝導の音を不快に感じる人もいる
キャビテーションは超音波を使った施術なので、体に当てたときに多少の骨伝導を起こします。
骨伝導によって、施術中にキーンという金属音のようなものが聞こえることがあり、特に施術部分が頭に近くなるほど大きく聞こえます。
しかし、骨伝導があるということはしっかりキャビテーションが当たっている証拠なので、あまり不安に思わないようにしましょう。
自分が苦手な音かどうか、事前にエステサロンで施術を受けてみるのがおすすめです。
肝臓や腎臓、胃腸に負担がかかることがある
キャビテーション施術後は肝臓への負担が大きくなると言われています。
キャビテーションによって破壊された脂肪細胞は肝臓で分解された後、腎臓でろ過され体外へと排出されるので、肝臓や腎臓への負担が増します。
肝機能や腎機能が悪い方はキャビテーションには向かないでしょう。
施術期間は肝臓や腎臓への負担を考え、施術後はアルコールや油っぽいものも控えた方が良いでしょう。
キャビテーションだけの施術では痩せない
キャビテーションは脂肪細胞を壊して排出しやすい状態へ変化させるものなので、当てるだけではまた脂肪がついてしまいます。
施術後にはリンパマッサージやラジオ波による施術を行い、壊れた脂肪細胞の排出を促す必要があります。
キャビテーションの効果を高める方法
せっかくキャビテーションの施術を受けるなら、どんなことをすればさらにキャビテーションの効果を高めることができるのか、しっかりポイントを押えましょう。
施術後に適切なアフターケアを心がければ、なりたい自分に早く近づけるはずです。
水分をたくさんとる
まず痩身エステでキャビテーションを受けた後は新陳代謝を良くするために水分を多くとりましょう。
血液に流れ出た溶けた脂肪を、なるべく早く体の外へ出してしまうイメージです。
一日に摂取する水の適量については、個人により異なるので、こちらのページから確認してください。
食事制限
キャビテーションの後の食事は施術後2~3時間空けましょう。
また、その後もなるべく脂肪燃焼効果が期待できて消化がしやすい食べ物を摂取しましょう。
なぜなら、痩身エステで急激に脂肪消費が行われると、体が本能的に飢餓状態と勘違いしてしまい、施術直後に食事をすると、栄養やカロリーを急激に吸収してしまうのです。
無理な食事制限はせずとも、まずは健康的な食生活を目指しましょう。
施術を受けているからといって、カロリーの高い食事やお菓子をたくさん食べるのはNGです。
セルフリンパマッサージ
キャビテーションの効果は施術後も3〜4日間続きます。
自分でできるアフターケアとしてその間にリンパマッサージをして溶けた脂肪をリンパに流し出しましょう。
ストレッチやお風呂で湯船に浸かりながらのマッサージなどがおすすめです。
有酸素運動
キャビテーション施術を受けて溶けた脂肪はエネルギーとして消費しやすくなっています。
よって施術後も3〜4日間の痩せやすいこの期間に、ジョギング、水泳、エアロビクス、サイクリングなど、ある程度時間をかけて少~中程度の負荷をかけて行う有酸素運動をするのも効果的です。
まとめ
キャビテーションは専用の痩身マシンで脂肪に超音波を当てて脂肪細胞自体を破壊する痩身エステメニューです。
痩せたい箇所にキャビテーションを当てて直接ねらった脂肪細胞にアプローチするので、しつこいセルライトが気になる方や部分痩せをしたい方、リバウンドしたくない方に特におすすめです。
キャビテーションで壊れた脂肪細胞は血中へ溶け出し、リンパ管や血管を通じて体外へ排出されやすい状態になりますが、これだけで体重が減ったり体型が変わったりするわけではありません。
キャビテーションは脂肪を排出しやすい状態へ変化させるものですので、キャビテーションの後にハンドマッサージやラジオ波による施術を行って壊れた脂肪細胞の排出をうながす必要があります。
施術と合わせて、普段からの食生活や運動習慣も見直してみましょう。
一緒にダイエットを成功させましょうね!
コメント