健康面だけでなく美容においても、水を飲むことは大切です。
しかし、飲み方やタイミング、種類については意識していない、という人は多いのではないでしょうか。
「水分補給が大事というのは分かっているけど、一体どのくらい摂れば良いの?」
それでは、一日に必要な水分量や水分の重要性、最適な水分補給のタイミングを紹介していくよ!
必要な水分量は人によって違う
厚生労働省によると、成人が1日に必要とする水分量は2.5Lで、そのうち飲み水は1.2Lとされています。
しかし、必要水分量は年齢や体重で異なります。
そこで、必要な水分量の計算方法を確認してみましょう。
【計算式】
体重(kg)×年齢別必要量(ml)=必要水分量
【年齢別必要量】
・30歳未満・・・40ml
・30~55歳・・・35ml
・56歳以上・・・30ml
なお、計算式は様々な情報がありますので、一概には言えませんが、おおよその目安になると思います。
また、水分摂取は「水を飲む」だけでなく、食事からの水分も含みます。
そのため、食事の内容も重要です。水分をたっぷり含んだご飯やスープを良く食べる人は、食事から摂取する水分量も多くなるため、水を飲む量はその分減るでしょう。反対に、パンや肉を中心に食べる人は食事からの水分量が減るため、水を多めに飲む必要があります。
一日に飲む水の量の目安は、基本的におよそ1.2Lとし、自分の体格やライフスタイルを考慮するとよいでしょう。
水分摂取の注意点
水分は、とにかく飲めばいいというものではありません。
健康的に摂取するために、次の点に注意しましょう。
こまめに飲む
身体が一度に吸収できる水分量は、200~250mlと言われています。これはコップ一杯程度の量です。
大量に飲んでも吸収しきれなかった分は尿として排出されてしまします。
せっかく水分を取ったのに排出されては意味がありません。
そのため、一度に大量に摂取するのではなく、1日6~8回程度に分けてこまめに水分を補給することが大切です。
また、水分を一度に大量に摂取すると「水中毒」を引き起こす可能性があります。
身体の塩分濃度が薄まってしまい、頭痛や嘔吐、むくみ、最悪の場合は意識障害が起きる可能性があります。
目安として、1時間に1L以上は飲みすぎと捉えましょう。
できるだけ常温で飲む
日常で水を飲む場合は、できるだけ常温で飲むと身体に負担がかかりません。
寒い朝は白湯にして飲んだり、運動後は身体の火照りを取るために冷やしてもよいですが、冷え性やむくみが気になる方は、水を常温で飲むことがおすすめです。
最近は、コンビニでも常温のペットボトル飲料水があるから便利ですよね!
汗をかく前後は塩分の摂取も忘れずに
運動などで、たくさん汗をかく前後や、のどの渇きを感じたときは早めに水分摂取をしましょう。
その際に、汗で失われた塩分も合わせて補給するようにしましょう。
ただし、過剰摂取はむくみにつながるので、あくまで脱水にならない程度に気をつけましょう。
お酒は水分摂取にならない
お酒が好きな方は、水の代わりにお酒を飲みたくなるかもしれませんが、アルコールは利尿作用があるため、水分摂取の代わりにはなりません。また、二日酔いやむくみ、肌荒れなども起こしますので、美容の面ではお酒は控えるのがおすすめです。
水分摂取の美容のメリット
潤いは美容の基礎
美容の基礎は肌ですが、美しい肌には「水分」が必要不可欠です。「化粧水や乳液でたっぷり保湿しているから」と思われるかもしれませんが、根本から肌を潤すことはできません。美しい肌を手に入れるためには、内側から潤いを補充してあげなければならないのです。
身体は水分が不足すると、血行不良を起こします。その結果、肌代謝が落ち、皮膚のバリア機能が低下してしまい、乾燥肌や少しの刺激でも傷つきやすい肌になってしまうのです。肌に潤いがなくなってしまうと、いくら化粧水や乳液の保湿を頑張ったとしても潤いのあるハリツヤ肌は手に入りません。
水分補給で血行が良くなれば、肌の新陳代謝があがってキレイな肌が保たれるようになるため、美容には水が欠かせないのです!
代謝がスムーズに行われる
適度な水分補給は代謝をスムーズにしてくれると言われています。
血液は赤血球や白血球などの細胞と血漿(けっしょう)で構成されていますが、血漿の90%は水分です。そのため、体内の水分が不足すると、血液が濃縮され体の血の巡りが悪くなってしまいます。血液は老廃物の運搬も担っていますが、血流が悪くなるとこれらが正常に行われなくなってしまうのです。
適度な水分補給を心がければ、体液の状態が一定に保たれるのでスムーズな代謝につながります。
便秘の解消
便秘は、水分不足により便が硬くなっている状態です。そのため、十分な水分を補給することで便秘が解消されることがあります。
また、便秘には軟水より硬水がおすすめです。硬水の方がミネラルが多く含まれているため、不足しがちなミネラルの補給や、便秘解消などに効果が期待されています。
ただし、便秘には腸内環境が大きく関係します。腸内環境が悪化している場合には、水分を補給しても腸壁に吸収されてしまうため、効果が薄れてしまいます。そのため、便秘解消には、「腸内環境を整える」ことも心がけましょう。
腸内環境を整えるには善玉菌を増やす必要があります。善玉菌を増やすためには「乳酸菌を摂取」すると良いでしょう。
代謝アップや便秘解消でデトックス効果が期待できます!
水分補給のおすすめのタイミング
主に汗をかくタイミングで、水分補給をすると良いでしょう。汗をかく前と後で身体に水分を補給してあげるのが理想的です。
寝る前・寝起き
人は一晩のうちにコップ1杯ほどの寝汗をかくと言われています。そのため、寝る前と寝起きに水を飲むことがおすすめです。
また寝起きに摂取する水は、胃を起こして腸のぜんどう運動を誘発する効果もあります。自然にスムーズな排便を起こすことができるため、便秘の人は試して欲しい方法です。
さらに筋肉にも水分が補給されるため、代謝が上がりエネルギー消費量を増やせます。代謝が上がれば肌のターンオーバーも促され・・・と寝起きの水は良いことずくめです。
そのため、朝起きたらまずはお水をコップ1杯飲むようにしましょう。
寒い冬は白湯にして飲むと、身体も温まりますよ!
運動時
運動すると発汗し体温が上昇しますが、水分補給をすることで脱水症状の予防・体温の上がりすぎを防ぎます。
夏の暑い時期には、冷たい水を飲むことで深部体温の上昇を抑えることができます。また、冬は汗をかきにくい上に喉の乾きに気づきにくいため、水分補給を怠ってしまいがちです。そのため、冬こそ意識して水分補給を行いましょう。
また、運動中の水分補給のタイミングとしては、運動「前」「中」「後」がおすすめです。夏は深部体温を上げないように冷たい水で、冬は常温または白湯などで体温を下げないように工夫しましょう。
入浴前後
入浴中はたくさんの汗をかきます。汗をかくことで血液中の水分が減り、血行が悪くなるため、血管が詰まりやすくなるのです。そのため、入浴前後には水分補給を行いましょう。
入浴前後で飲む水の目安は、コップ1杯程度です。入浴前の1杯で発汗を促し、入浴後の1杯で水分を補給してあげると良いでしょう。温度は常温が理想的ですが、自分の飲みやすい温度でも問題ないでしょう。
まとめ
健康や美容のためには、水分摂取が欠かせません。毎日心がけていきましょう。
また、さらに美容効果を上げるために、痩身エステの施術で話題のキャビテーションやラジオ波、リンパマッサージを受ける場合は、まさに老廃物を身体から流す施術になるので、スムーズに流して排出するために水分は重要です!
一日に必要な水分摂取量は人により異なりますが、エステの前後は特に水分をしっかりとって、エステの効果を最大限にしたいですね!
一緒にダイエットを成功させましょうね!
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